Basic、Advanced、Parallelは初代ドライバー内蔵タイプです。これらは、IC™(ドライバー内蔵)シリーズに属しています。
その名が示す通り、お使いの IC(ドライバー内蔵)電動シリンダーのインタフェースに合わせて3タイプからお選びいただけます。3バージョンそれぞれの特徴について詳しくは、こちらをご覧ください。
Basic - シンプルな Plug & Play ソリューション
「Basic」バージョンはPlug & Playソリューションを採用しており、設置・接続が簡単です。シンプルな電動シリンダーソリューションに、エンドストップ信号が予め設定されているほか、ソフトスタート / ソフトストップ機能が標準装備されています。
LINAK®はお客様のニーズに合わせて工場設定していますので、お客様のもとに電動シリンダーが届いたら後は電源を入れるだけです。
Basicオプションは、デジタル入力信号を用い、基本的な動作制御と、電動シリンダーの温度や消費電流などのモニタリングが可能です。監視機能が付いていることにより、既定値を超えた場合、電動シリンダーが動作を自動的に停止します。
Advanced - カスタマイズソリューション
「Advanced 」バージョンは、貴社製品に理想的な動きをもたらすお手伝いをします。基本的にはBasicと同じですが、カスタマイズ、BusLink™ サービスおよび設定ツールへのアクセス(直接調整、手動実行、リアルタイム監視、診断など)などの機能が追加されています。
Advancedは、様々なフィードバックタイプ、簡単な制御ソリューション、エンドストップイン/アウト信号、カスタマイズから電動シリンダー / アクチュエータ監視オプションまで、あらゆる機能を提供します。
「Advanced」バージョンのフィードバック機能についての概要は、以下をご覧ください。ニーズに合った動作ソリューションを簡単に貴社製品に取り込む際の参考としてください。
LINAK IC™(ドライバー内蔵)電動シリンダーは BusLink™ ソフトウェアで設定できます。
最新の BusLink™ ソフトウェアの無料版をダウンロードし、電動シリンダーの設定や、サービスデータの確認にお役立てください。基本機能についてはこちらでご確認いただけます。全ての通信プロトコルには固有の特徴・ガイドラインがあります。
フィードバック
電動シリンダー / アクチュエータの位置は、アナログ位置出力またはデジタル位置出力として読み取ることができます。
シリンダーからフィードバック信号を受信することで、伸縮位置を正確に把握することができます。ほとんどの装置で、最適なパフォーマンスの実現にはこのフィードバック機能が不可欠です。
「Advanced」バージョンでは、多種フィードバックから希望の1種類を搭載でき、電動シリンダーの位置を簡単・素早く把握することができます。
フィードバックの種類:
アナログ出力
- 電流(4-20 mA*)
- 電圧(0-10 V*)
デジタル出力
- シングルホールXOR
- エンドストップ信号
- PWM(0-100%*、75 Hz)
* スケーラブル
Parallel - 正確な同期運転
Parallelでは、複雑な配線や制御方法を気にすることなく、最大8台までの電動シリンダーの並列駆動が可能です。電動シリンダーは、独自の内部バスシステムにより、互いに直接通信を行います。
負荷の変動に関係なく、電動シリンダーは移動時に正確な配置を保ち、マスターは常にフォロワーがシステムに存在することを確認することができます。
「Advanced」バージョン同様、「Parallel」バージョンでも BusLink™ をお使いいただけます。
LINAK® IC(ドライバー内蔵)™電動シリンダーについての詳細をお読みください。