Kverneland社：ベーラーのフレキシブルなソリューションへの取り組み

FastBale（ノンストップ方式）という優れた設計により、汎用性が高く、穀物の種類やエンドユーザーのニーズに応じて、様々なモードで作業を行えるようになりました。このような特長により、FastBaleは運転者の快適性と生産性を高めながら、梱包・巻き上げに関するフレキシブルなソリューションを提供しています。 

Kverneland Ravenna社は、信頼性と多様性を兼ね備えた製品を開発し、より効率的で付加価値の高いベーリングシステムを創造することを目標として掲げています。新型ベーラーシリーズにはLINAKの電動シリンダーが搭載されています。特に、電動シリンダーLA36は、過酷な状況でも動作するように設計されており、LINAKが提供する電動シリンダーの中でも屈指の頑丈さとパワフルさを誇ります。この製品はメンテナンス不要で、長い製品寿命でお使いいただける上、高い保護等級（IP）があります。 

この高品質の電動シリンダーは、油圧ソリューションや他社の電動シリンダーに代わる非常に魅力的な製品です。設定した通りに正確に動作するには、適切で高性能な部品が組み込まれて初めて可能になります。 

「LINAK電動シリンダー LA36はこれらの要件を完全に満たしています」Kverneland Group Ravenna社の電気技師であるValerio Casadei氏はそう語ります。 

「LINAK製品は、ストローク長や専用ケーブル、コネクターなどを細かくカスタマイズすることができるため、当社のコントロールシステムのインターフェースに容易に接続できました。さらに、LA36は非回転のピストンロッド先端が標準装備されています。」 

「LINAKからは、単に耐久性の高い製品を導入できるだけではなく、さまざまな機器や製品に関する専門的技術協力が受けられます。」と、Casadei氏は語ります。 

新世代のベーラーに新たに特許を取得したKverneland PowerBind Net Wrap システムが搭載されています。電動シリンダーLA36でネットを常にピンと張った状態に保っており、インジェクションアームがフラットな角度でネットをベールチャンバーに送り、正確で信頼性の高いネットの繰り出しが可能です。 

さらに、インジェクションアームがネットを保持しており、梱包が90%完成すると、インジェクションアームが前方へ移動し、ネット繰り出しの準備をします。

これにより、ネットを取り出す時間が不要なため、システムの信頼性と生産性が高まります。ベールが完成すると、インジェクションアームは直ちにネットをベールチャンバーに繰り出します。
ネットが繰り出されると、ブレーキが下方向に動き、ネットロールに接触することで、ネットがさらにピンと張られます。ネットを繰り出す間に、フィーダーアームが待機位置に戻り、ベールにネットが巻かれるとナイフが作動し、ネットを切断します。

LA36はメンテナンスや制御が簡単です。また、特定の機器に合わせて動作を可能にするカスタマイズ設定やフィードバックを付けることができ、設置も簡単で素早くできます。品質や製品寿命に妥協しないスマートなシステムです。 

ベーラーやその他農業機械向け電動シリンダー ソリューションの仕様や詳細情報については、LINAK TECHLINEまでお問い合わせください。