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Scallog 自律走行搬送ロボットはLINAK電動シリンダーで棚昇降

eコマースが堅調に成長する中、イントラロジスティクスはバッチサイズが小さいものを取り扱ったり、極めて短い距離で大量のものを搬送したりする課題に直面しています。 自律走行搬送ロボット「Bobi」を開発したフランス企業 Scallogは、貨物を載せた重い棚でさえ搬送できるシステムを提供しています。 この昇降システムはLINAK 電動シリンダー LA36 を採用しています。

LINAK電動シリンダーを取り付けたScallog製の自走式ロボット「Bobi」

電動シリンダーLA36 は、Scallog社の自動化倉庫管理システムのハードウェア、搬送ロボットの昇降ユニットに取り付けられています。 Scallog社のシステムでは、自律走行搬送ロボット「Bobi」に加え、在庫管理・監視用ソフトウェアソリューションも欠かせません。 同社が提供するアプリケーションの1つがプロビジョニング管理です。 このシステムでは、複数台のロボットが貨物を載せた棚をピッキング担当者が待つ作業台まで搬送します。 棚の重量は合計で最大 600 kgにもなります。 荷積みが終わったロボットは最高 1.2 m/秒の速度で搬送します。 シザーシステムはBobiのデッキ(台)を持ち上げます。 シザーシステムで重量のある棚を持ち上げるには、高推力の電動シリンダーが必要です。 しかも、安定したパフォーマンスを常に提供し、一定の速度で物を上げ下げできなければなりません。 また、電動シリンダーの信頼性も欠かせません。搬送ロボットは物流コンセプトに従い、物をピッキング担当者のもとに運搬するため、1日に数え切れないほど棚を上げ下げします。

棚の上げ下げに電動シリンダーソリューションを選ぶべきであることには疑いの余地がありません。 重量の重い貨物では、油圧式ソリューションがかつては選ばれてきましたが、これらの機器で油圧式ソリューションを使うことは極めて困難です。 LINAK®は最大推力 15,000 Nの電動シリンダーを提供しています。 高い自己保持力と多様な通信インタフェースに対応したこの電動シリンダーにはドライバーが内蔵されており、メンテナンスが必要な時期を知らせます。

「Scallogは常に電動シリンダーを選んできました。主な理由は、その使いやすさ、小さな外寸、頑丈さ、エネルギー効率、コストパフォーマンスにあります。」と語るのはScallogのChristophe Preveaux 電子システム部部長です。

また、LINAKをパートナーにすることについては次のように話してくれました。

「LINAKの人々は必要な時にいつでも相談に乗ってくれ、どんな質問にも真摯に回答してくれます。 数々の課題に直面する中、常に専門性の高い知識で当社をサポートしてくれました。」

Scallogが試験を始めてすぐ、LINAK電動シリンダーは頑丈さ、耐久性、信頼性に優れたロボットコンポーネントであることに気づいたといいます。 Scallogは信頼性を最重要視していました。

LINAK電動シリンダーを取り付けたScallog製の自走式ロボット「Bobi」

 

Christophe Preveaux氏は次のように説明します。「当社は倉庫システムを世界中で販売しており、電動シリンダーが故障し、サービスが必要になるとコストが非常にかかります。そのため、本当に信頼できるシステムを必要としていました。 ですから、当社はLINAK電動シリンダーの品質に頼ることにしたのです。」

お客様からの要望が高まり続ける中、Scallogは常にロボットシステムの改良と拡張に取り組んでいます。 LINAKとコラボレーションするということは、電動シリンダー向けに新たな通信インタフェースを発表するなど、常に新技術の開発で一歩先行く企業とパートナーシップを組むことを意味します。

「新しいCANopenインタフェースにより、当社は電動シリンダーやシステム全体からより多くの関連データを引き出すことができるようになるでしょう。 当社のシステムをさらにスマートにする素晴らしい方法です。」と、Christophe Preveaux氏は語りました。

Scallog に関する詳細は、同社のウェブサイト(scallog.com)をお読みください。

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