マテリアルハンドリング用途における確かな稼働率
倉庫や工場で活躍する自走式ロボット(AMR)、パレットトラック、タガートレインなどのバッテリー駆動の搬送車には、停止することなく、極めて効率的に動作することが求められます。
休憩は、バッテリーの充電または定期点検の場合にのみとられます。自動化されたシステムにおいて、稼働率を高く保つためには、リアルタイムの監視と診断が非常に重要です。
LINAK® 電動シリンダーと電動昇降装置は、自動化装置と処理が必要なモノをつなぐもので、次のような特長があります。
- コンパクト設計
- 状態のモニタリングとより細かな制御
- 長寿命
LINAK はモジュール式製品を提供しています。そのため、ピンホック付きアンダライドカート、トロリー/ラック/パレット用昇降、タガートレイン、パレットトラックなど、要件の異なる機器それぞれに適切なソリューションをお選びいただけます。
マテリアルハンドリングと生産の自動化に対する当社のアプローチの 詳細についてはこちらをご覧ください 。
コンパクト設計でスペースを有効利用
LINAK IC Integrated Controller™ (ドライバー内蔵)(IC™)は、コンパクト設計を可能にする複数の機能を備えています。IC は、最大 48 V の電源で、 CANopen、IO-link、産業用イーサネット、 I/O などの産業用インターフェースに対応しています。これにより、コンバーターやモータードライバー、通信モジュール、位置制御用の外部センサーなどの追加部品が不要となり、コンパクトな設計を実現します。
状態モニタリングと正確な制御で稼働時間を高いレベルに維持
標準インターフェイスを介したフィードバック信号により、遠隔でデータのモニタリングと診断が可能になります。これにより、メンテナンス間隔の予測やスケジュール、トラブルシューティング、オンサイトサービス(出張保守サービス)の割り当てが容易になります。電動シリンダーや電動昇降装置は車両のデジタルツインに組み込むことすらできます。これにより、高いパフォーマンスで動作し続け、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。この正確な制御により、高い運転効率が達成され、同期運転も可能になります。
ライフサイクルの最後まで稼働
長寿命のLINAK Long Life 電動シリンダーなら、他の主要コンポーネント(ドライブホイールやバッテリーなど)の耐用期間に合わせることができます。これにより、メンテナンスサービス間隔の予定を立てやすくなり、余分な停止を避けることができます。LINAK B10 ライフ計算ツールをお使いいただくことで、お客様のアプリケーションで使用される場合の電動シリンダーの寿命を予測することができます。