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LINAK 製品を搭載したトラック輸送ボックス

宣言書

LINAK® は最高水準のイノベーション、パフォーマンス、環境への安全性を満たした製品をお届けすることをお客様にお約束しています。この厳格なコンプライアンス基準の達成を LINAK のサプライヤーにも義務付けています。この約束を守るには、次の環境規則、指令、法律に素早く対応できなければなりません。

 

REACH

欧州の化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規則です。LINAK は REACH(EC規則 No 1907/2006)の目的を支持し、次の規則に準拠しています。

  • 高懸念物質(SVHC)候補リスト
  • REACH 規則付属書 XIV – 認可対象物質リスト
  • REACH 規則付属書 XVII – 制限対象物質リスト

欧州化学物質庁(ECHA)は鉛を高懸念物質(SVHC)候補リストに追加しました。(www.echa.europa.eu/web/guest/candidate-list-table)。

LINAK製品の一部はこの影響を受けることになります。すなわち、一部の製品には、0.1%(w/w)を超える濃度の鉛が含まれています。合理的かつ技術的に可能な場合、LINAKは製品に含まれる鉛の代替を目指します。

LINAK の REACH 規則適合宣言の詳細はこちらでご確認いただけます。

 

RoHS

RoHS(危険物質に関する制限)は電子・電気機器における特定有害物質の使用を制限する欧州指令(指令2011/65/EU、指令2015/863)です。LINAKではEUのRoHS指令に関する新しい規制を継続的に監視しています。LINAK 製品は全て、常時 RoHS 指令に適合しています。

LINAK が現在適合している RoHS 規則適合宣言の詳細はこちらでご確認いただけます。

 

PFAS

PFAS (パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物) は、環境による分解が困難な合成化学物質の大規模で複雑なグループです。このため、PFAS は「永遠の化学物質」とも呼ばれています。

LINAK は PFAS の製造と使用が REACH の下で制限されていることを認識しており、現在 PFAS の使用を文書化しています(分析は 2024 年 2 四半期までに完了する予定です)。当社は、当社の製品が引き続き REACH 要件を満たすことを保証するために REACH 制限提案をサポートし、最新の状態を維持しています。

LINAK PFAS ステートメントをお読みください。

 

電池指令

電池指令(2006/66/ECおよび指令2013/56/EC)は、有害物質を含む電池、蓄電池、廃電池の上市に関する規則を定めています。また、廃バッテリーや廃蓄圧器の収集、処理、リサイクル、廃棄に関する具体的な規則も定められています。LINAK は車輪付き大型ゴミ箱にバツ印が付いたマークや、基準を超えた量のPb(鉛)、Cd(カドミウム)、Hg(水銀)が製品に含まれる場合には、これらの化学物質マークを電池に付けるなど、 本指令に関連した全ての要件に準拠しています。

 

プロポジション65

プロポジション65(1986年 安全飲料水及び有害物質施行法)は、がんや先天性異常、その他の生殖障害を引き起こす重要な化学物質について、カリフォルニア州民に通知するよう企業に義務付ける法律です。法規を分析し、内外からデータを収集することにより、LINAKはカリフォルニア州に発送される際に、警告ラベルの貼付が必要とされる製品を特定しています。

LINAK のプロポジション65適合宣言書の詳細はこちらでご確認いただけます。

 

欧州医療機器規則(MDR)

MDR は2017年5月25日に発効し、2021年5月26日から義務化されています。

LINAK 製品は医療電子機器またはシステムに分類されていません。また、欧州連合医療機器指令/規則、その他国内規則の対象となっておりません。LINAK は医療機器メーカーが医療機器の一部として組み込むコンポーネントを製造していますが、 医療機器メーカーがこれらのコンポーネントで使用している材料に関する情報を必要としていることを認識しています。

MDR は医療機器にLatex(ラテックス)が使用されているか否かを明記することをメーカーに義務付けています。LINAK MEDLINE®製品には一切Latex(ラテックス))が含まれていません。

今後も、LINAK では、使用材料について変更があり次第随時お伝えしていきます。

 

POP

残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約:委員会規則 (EU) No 2019/1021)は、人の健康と環境に悪影響を及ぼす恐れのある化学物質をリストしています。LINAK はPOPs 規則にリストされる化学物質を使用していません。

 

オゾン層破壊物質 (ODS)

欧州連合は、2024年3月11日に発効したオゾン破壊物質(ODS)規制(EU)2024/590 を改正し、規制に記載されている ODS 化学物質の製造または市場投入を禁止しています。

LINAK は ODS規制にリストされる化学物質を使用していません。

 

水銀に関する水俣条約

デンマークは水銀に関する水俣条約を2013年10月10日に署名、2017年5月18日に承認しており、LINAK にはこの条約への準拠義務があり、 水銀及び水銀化合物の放出から人の健康及び環境を守ることを目標としたこの条約に準拠しています。

 

包装廃棄物指令

LINAK では、社内で採用している基本的な包装方法は国際植物防疫条約(IPPC)に基づき作成された植物検疫措置に関する国際基準(ISPM)第15条に従い熱処理された使い捨てパレットに段ボール箱を使用し、包装廃棄物指令2018/852, 2004/12/EC 及び改正版94/62/EC に準拠しています。QA-16-09-008宣言書をご覧ください。

 

生体適合性

LINAK MEDLINE® & CARELINE®製品シリーズは、国際電気標準会議(IEC)が定めた規格60601-1:2012第11.7に準拠しています。患者またはユーザーの皮膚に触れることが多い本製品シリーズで使用されているすべての部品が試験対象となっています。使用中に人の皮膚にどのように、どれくらい触れるかの予想を考慮して試験が実施されています。非侵襲性で皮膚に触れる LINAK 製品のみ、試験が行われています。Declaration of Biocompatibility.pdf

 

EU エコラベル

1992年に制定され、ヨーロッパを始めとする世界各地で広く知られるようになったEU エコラベルは、ライフサイクルを通して高い環境基準を満たす製品及びサービスの環境への配慮を讃えるラベルです。EU エコラベルは環境への配慮の度合いを客観的に判断できるようにするために添付できるラベルで、その貼付が義務化されているわけではありません。しかし、エコラベルにより、メーカーはユーザーのことを考慮に入れて材料を選ぶようになりました。エコラベルは、例えば家具に貼付することができるため、製品にエコラベルを貼付する家具メーカーは年々増えてきています。LINAK は最終製品ではなく、部品を製造しているため、LINAK 製品は EU エコラベルの適用対象外となっています。しかし、LINAK は家具に使用される部品をお届けしているため、市場のニーズや基準には注視しており、DESKLINE® の一部では、これらに対応している製品を標準仕様として提供しています。LINAK DESKLINE 製品を使用することにより、EU エコラベル認証に一歩近づくことができます。詳細は、お近くの LINAK オフィスまでご連絡いただくか、メールでお問い合わせください(chemicalcompliance@linak.com)。

 

WEEE 指令(廃電気・電子製品に関する欧州連合指令)

一部の LINAK 製品には車輪付き大型ゴミ箱にバツ印が付いたマークが記載されています。このマークは、製品が WEEE 指令の対象となっていることを意味し、分別ゴミにより適切に処分することが求められていることを意味しています。

この製品を適切に処分することにより、不適切な廃棄物処理に起因する環境及び人体への悪影響を回避するのに役立ちます。地域の廃棄場について詳しくは、地方自治体政府またはヨーロッパ企業である小売業者にお尋ねください。

技術的に可能な限り、廃棄前にバッテリーを分離することは、電子製品の使用者の責任です。製品から個人情報を削除しておくことは、電化製品のユーザーの責任となっております。

LINAK では、WEEE 指令が定義する製造業者に LINAK が該当する国の管轄当局で登録を済ませ、リサイクル率を向上させるための活動を行っています。

 

PVC-Free™(PCVフリー)

LINAK では、PVC Free™(PCVフリー)のケーブル、コントロールボックス、電動昇降装置、電動アクチュエータ、コントローラーを取り揃えており、これら全てはデスクや作業台、またはキッチンでお使いいただけます。詳細については以下のリンクをご覧いただくか、お近くの LINAK オフィスまでお問い合わせください。

LINAK PVC-Free™:環境に優しい電動アクチュエータ システム

 

ZERO™ スタンバイテクノロジー

LINAK ZERO™(ゼロ)テクノロジーを導入することにより、昇降デスク、作業台、キッチンの待機電力消費量は0.1W未満となり、二酸化炭素排出量を事実上ゼロにまで削減しています。

LINAK では、ほとんどのコントロールボックスで使えるZERO™(ゼロ)テクノロジーを開発し、 オフィスデスク を始めとする機器に対して、会社として責任ある待機電力消費量を新たに設定しました。詳細は、お近くの LINAK オフィスまでお問い合わせください。

 

リサイクル材

環境製品概要(EPS)
一部の LINAK DESKLINE システムについては、LINAK が環境製品概要(EPS)を作成しています。宣言書には、製品に関する徹底的な評価結果やサプライヤーからの情報に基づき把握された、システムで使用されているリサイクル材やリサイクル可能材の量が記載されています。

LINAK は、革新性、性能、環境への配慮において高い基準を満たした製品をお客様に提供することをお約束します。詳細は、以下の EPS 文書をご覧ください。

 

LINAK の部品に対する各種規則への準拠状況
LINAK は各種指令及び規則の改訂版に適切かつ速やかに対応するため、あらゆる合理的な努力を払っています。
LINAK はこれらに準拠できるよう、適切なリソースと責任を割り当て、化学物質を適切に取り扱うための手順を定めています。この一環として、LINAK は他社のデータ管理ソリューションを使い、情報を収集しています。サプライヤーから適合宣言書として提出された情報を、上述のデータベース状に更新し、常時 LINAK 社内で監視しています。

化学物質に関する規則に対する準拠状況については、chemicalcompliance@linak.comまでお問い合わせください

 

紛争鉱物に関するドッド・フランク法:

背景
2012年8月、米国証券取引委員会 (SEC) は、ドッド・フランク・ウォール街改革・消費者保護法第1502条に定義されている紛争鉱物の調達に関する最終規則を承認しました。この規則は、米国の上場企業に適用され、コンゴ民主共和国 (DRC) に由来する紛争鉱物の使用を毎年 SEC に報告するよう要求されます。

武装勢力の資金調達としてコンゴ民主共和国 (DRC) や近隣諸国で鉱物採取と貿易が行われ、それによりこの地域の紛争が加速する懸念があるため、ドッド・フランク法が米国議会で可決されました。武装勢力が採鉱場支配のために争い、鉱物の採掘や輸送に対して強制労働を行っていることが広く報告されています。これら違法行為による収益が、コンゴ民主共和国 (DRC) 地域での紛争と緊急の人道危機を引き起こしていることになります。

SEC 最終規則の適用範囲内にある紛争鉱物は、原鉱および精製された物質の両方であるスズ、タンタル、タングステン、金 (3TG) を指します。影響を受ける国は次のとおりです。コンゴ民主共和国 (DRC)、コンゴ共和国、中央アフリカ共和国 (CAR)、南ズーダン、ルワンダ、ウガンダ、ザンビア、アンゴラ、ブルンジ、タンザニアが対象国となります。

ドッド・フランク法は米国上場企業にのみ適用されますが、そのサプライヤーは契約法上の義務としての法令遵守に関与します。

米国上場企業が必要とするものは何ですか?
3TG のいずれかを使用している米国上場企業は、「合理的な原産国調査 (RCOI) 」を実施する必要があります。調査は誠意を持って行われなければならず、紛争鉱物のいずれかが対象国に由来するものであるかどうか、またはスクラップやリサイクル源から生じたものであるかどうかを判断するように計画しなければなりません。米国上場企業は RCOI のプロセスと結果についての記述とともに、年間紛争鉱物報告書を SECに提出する必要があります。

鉱物が対象国で発生し、これらがスクラップやリサイクル源ではないと考えられる理由がある場合、米国上場企業は紛争鉱物の供給源とサプライチェーンに精通していなければなりません。

SEC は米国上場企業の製品を「DRC紛争鉱物不使用」、「DRC紛争鉱物使用」、「DRC紛争鉱物不確定」、または「リサイクルまたはスクラップデューデリジェンス」として分類しています。米国上場企業は2014年5月31日に最初の紛争鉱物報告書 (2013年度版) を SEC に提出しました。以後毎年報告書を作成しなければなりません。

米国上場企業のサプライチェーンへの影響は?
紛争鉱物の内容と原産地を製品に対して完全に開示することが義務付けているため、米国上場企業はそのサプライヤーに対し、供給された製品の紛争鉱物の内容や原産地を明らかにするよう、またはお客様に提供する製品がすべて「DRC紛争鉱物不使用」であると宣言するよう求めています。

ドッド・フランク法は米国上場企業にのみ適用されますが、米国上場企業のサプライヤーは、紛争鉱物に関するRCOIとデューデリジェンスを実施する必要があります。

紛争鉱物に関する LINAK の活動
LINAK は、製品に対して 3TG の原産国を完全に開示するよう積極的に取り組んでいます。しかしながら、当社の世界的なサプライチェーンの規模と複雑さにより、開示義務を果たすために必要なすべての情報を米国の顧客に対して完全に提供するには、しばらく時間がかかります。

LINAK は以下の取り組みを行っています:

  • 当社はコンフリクトフリー(紛争鉱物不使用)調達の原則および責任を概説する方針を作成しました。
  • 当社はサプライチェーンにおけるタンタル、スズ、タングステン、および金 (3TG) を特定し、これら金属の原産国を合理的な範囲で判定するために合理的原産国調査 (RCOI) プロセスを実施しています。これらプロセスの目的は、当社サプライチェーンの製錬業者を特定してデューデリジェンスを実施し、DRC コンフリクトフリー調達を促進することです。
  • 当社はこの方針の原則を購買条件に取り入れ、サプライチェーンの透明性を高めるためにサプライヤーと協力しています。サプライヤーには当社の方針を伝えております。また、当社製品に紛争鉱物が含まないようにするため、関連業界の取り組みを支援しています。

LINAK は紛争鉱物報告書テンプレート (CMRT) の使用を含む、原産国開示を提供する国際データベースシステムをサポートしています。LINAK は ComplianceMap ポータルを使用して、サプライチェーンから CMRT を収集しています。

紛争鉱物に関する LINAK の方針を読むにはこちらをクリックしてください。

紛争鉱物に関する LINAK の情報をお求めの場合は、紛争鉱物コンプライアンスチーム (conflictminerals@linak.com) にご連絡ください。

サプライヤー要件
LINAK は、3TG を含むコンポーネントまたは材質を提供するサプライヤーが、DRC コンフリクトフリー調達に積極的に取り組むことを要求しています。LINAK のサプライヤーは、有効かつ信頼性の高い DRC コンフリクトフリー調達を促進するため、独自の RCOI およびデューデリジェンスプロセスを実行する必要があります。当社は、元の製錬業者への紛争鉱物のトレーサビリティを確保するために、同じ方法で LINAK のサプライヤーが自社のサプライヤーと協力することを求めています。

すべてのサプライヤーは、コンプライアンスマップポータルから LINAK に CMRT を提供する必要があります。これが可能でない場合は、CMRT 報告書を当社の紛争鉱物コンプライアンスチーム (conflictminerals@linak.com) に直接送信してください。

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- LINAKのチームが技術に関するご説明をいたします。新規開発案件などは、お気軽にご相談ください。

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