LLINAK® フランスは、90年代後半にデンマーク人のSvend Lykke Larsenが指揮をとって設立されました。2000年1月にデンマーク人のPeter Duch-Svensonにバトンタッチし、2003年以降は、Managing Directorとしてデンマーク人のVerner Hansenが就任しています。何かパターンがあるのでしょうか......?
ご想像の通り、LINAKフランスは常にデンマーク人によって運営されており、もちろん会社の文化にデンマークらしさをもたらしています。
Peter Duch-Svensonは、LINAKに入社する前にフランスに住んだ経験があり、フランスの文化やフランス語を話すことが出来ました。しかし、彼は北欧の経営スタイルをフランスに持ち込むことを選択し、従業員が慣れるまで少し時間がかかりました。;
「デンマークには、課題を解決するために最も優れた知識を持つ人に仕事を任せ、その責任を持たせるという伝統があります。フランスではあまりない傾向ですが、北欧の経営スタイルに、我々従業員はよく順応してくれました」とPeter Duch-Svensonは語ります。
「一般的に、フランス人はよりフォーマルだと言われています。そのため、従業員と経営陣の間にある、これまでよりも少しフラットな組織に慣れる必要があることがよくわかりました」と続けました。
2003年に就任したVernerは、KEW/ALTOのフランス販売会社出身です。それ以前は、LEGOのフランス子会社に勤務していたため、フランスでデンマークの会社で働く経験がありました。また、フランス人の妻とともに長年フランスに住んでいたこともあり、フランスとデンマークの考え方の違いもよく理解しています。
「一般的に、フランス人はデンマーク人よりも個人主義的です。フランス人の個人主義はとても強く、常にベストな方法で課題を解決しようとします。デンマーク人はチームスピリットが強いと言えますが、基本的には、両方の適切なバランスとミックスを見つけることが重要です。」と彼は言います。
現在、Peterはデンマークに戻り、LINAK DanmarkのManaging Directorとして働いています。Vernerは今もフランスで健在であり、デンマークに戻る予定はありません。;
「フランス人の妻はデンマークが好きで、またデンマークに住みたいと言っています。私たちは6年間デンマークに住んだことがあり、彼女は夜間クラスでフランス語を教えていました。いずれデンマークに戻る可能性は否定できませんが、今はフランスで幸せに暮らしています」とVernerは語っています。