LINAKはデザイン会社と協力し、製品と関連して行った中でも最大規模となるアンケートを実施しました。 人間行動について詳細な分析をいくつか実施した後、ヒートマップ分析およびユーザーテストを重ねて行いました。 広範なアンケートの中で、500名のエンドユーザー(現在電動リクライニングベッドを使用しているユーザーおよび購入を検討しているユーザー)を対象に2回に渡り、年収、毎日の一般的なスケジュール、デザインに関する一般的な好み、次の購入する電動リクライニングベッドに期待していることなどを網羅的に質問しました。 結果は以下のとおりです。 実に、1500ページを超えるお声をお寄せいただきました。
消費者のデザインに対する意識を理解することで、そのニーズに沿った製品を設計・開発し、消費者が求める機能や特徴を加え、本当にユーザーに使いやすい製品であるか、デザインを繰り返しチェックすることができました。
この過程で明らかになり、コントローラー HC40の開発の基礎となった、ユーザーがベッドに求めている7つのことを以下でご紹介いたします。
Sources: Artlinco A/Sが実施した、「Christian Jantzen・AAU・Pankseep・Artlinco A/S・LINAKの共同アンケート調査」
1. ユーザーの自宅にしっくりくるデザインであること
消費者は寝室のインテリアにしっくりくるデザインをコントローラーに求めています。 一方、今回のアンケートで明らかになったのは、都市部、郊外、農村部など、住む地域により、ユーザーが望んでいることが異なるという点で、 何を「優れたデザイン」とするかが明確に異なっていました。 そのため、今回のアンケート調査では、消費者の求めているものには違いがあるため、それぞれの好みに合ったコントローラーを複数開発する必要があるということが分かりました。 この結果を踏まえ、LINAKはHC40 TWIST™とHC40 FRAME™という2つのコントローラーを開発することにしました。
Source: Artlinco A/Sが実施したLINAKアンケート調査。
2. ユーザーは新機能を期待していること
消費者が本当に価値があると認める機能は、問題を解決する機能であることが、アンケートにより明確になりました。 つまり、コントローラーは多機能である必要はなく、睡眠の質を改善する機能さえ備えていれば良いということです。 このことは、ユーザーの67%が多機能であるよりも、使いやすいコントローラーを求めていると回答していることと一致しています。
さらに、携帯電話は寝室に持ち込みたくない一方で、目覚まし機能は必要であると多くのユーザーが回答していました。 「サイレントアラーム」はこのようなアンケート結果を直接的なヒントとして開発されました。 モーターでベッドを振動させ、ユーザーを優しく起こすことができるサイレントアラームは、ユーザーの期待を超える機能です。
Source: Artlinco A/Sが実施したLINAKアンケート調査。
3. 使いやすさを最優先すること
ユーザーの60%が電動リクライニングベッドの機能を毎日使用しています。 このことを踏まえ、各種コントローラーの使いやすさを評価していただきました。 全般的に、現在のコントローラーは使いやすさを大幅に改善できることが分かりました。 28%のユーザーは、電動リクライニングベッドのコントローラーは非常に使いにくいとさえ回答しています。
そのため、全てのデザイン案を3Dプリントでプロトタイプを作り、実際のユーザーにお使いいただく作業を繰り返して、製品を洗練させていきました。 Advancedバージョンのインタフェースでも同様の作業を行い、ユーザーに使いやすさをテストしていただきました。
コントローラー HC40の開発の基礎となった2つのシンプルながら重要なアンケート結果は、次の2点でした:
- ユーザーはクラシックでありながら、ありきたりではないデザインを好むという点(つまり、コントローラーはコントローラーらしい見た目をしていることが大切)
- ユーザーは暗闇の中でも指先の感覚でそれとわかるよう、タッチスクリーンよりも凹凸のあるボタンを好むという点
Source: Artlinco A/Sが実施したLINAKアンケート調査。
4. ユーザーの好みに合わせてコントローラーごとにパーソナライズできること
消費者はコントローラーをパーソナライズしたいと考えています。 その理由は実に簡単。 コントローラーを見分けられるようにしたいからです。 ベッドカバーにコントローラーを置いてしまうと、パートナーのコントローラーと見分けがつかなくなってしまいます。 そのため、コントローラー HC40シリーズは、様々な方法で各ハンドローラーをパーソナライズできるようにしました。
この機能と貴社ブランドをうまく活用することで、消費者の問題を解決するコントローラーメーカーとしての地位を確立することができるでしょう。
Source: Artlinco A/Sが実施したLINAKアンケート調査。
ベッドの購入を決める6大要素:
#1 価格
#2 快適さ
#3 デザイン
#4 耐久性
#5 保証期間/保証内容
#6 ブランド
Source: Artlinco A/Sが実施したLINAKアンケート調査。
5. ユーザーがベッドを購入する際には、デザインが重要であること
今回のアンケートを行った重要な目的の1つが、消費者がベッドを購入する際に求めていることを調査することでした。 アンケートから、6つの重要な要素を突き止めることができました。 結論:コントローラーの使いやすさと見た目は重要。
6つの重要な要素がすべて言及しているのが、ベッドの全体的なデザインの重要性でした。もちろん、この中にはコントローラーも含まれています。 コントローラーを開発するに当たり、LINAKは人間工学に基づく快適さとベッドのデザインから浮かず、しっくりとくるコントローラーデザインを念頭に置きました。
Source: Artlinco A/Sが実施したLINAKアンケート調査。
6. 多機能でありながらシンプルなコントローラーであること
今回のアンケートで最も難しかったのが、ユーザーの答えの中で散見される矛盾でした。 例えば、ユーザーはシンプルなコントローラーを求める一方で、多機能性も希望していました。 実際、電動リクライニングベッドのコントローラーは機能が少ないとの回答はユーザーの24.5%にのぼりました。
言う間でもありませんが、多機能であることは、コントローラーのボタン数が増えることを意味します。 そのため、HC40の2つのバージョンはいずれも、スッキリとしたレイアウトに仕上げています。 さらに、HC40 Advancedバージョンでは、ボタン数はそのまま、ディスプレイを使い機能を追加することができます。 メニューをスクロールして選択するというシンプルな動作で、必要な機能や調節オプションに簡単にアクセスできます。特によくお使いになる機能は、ショートカット登録してさらに簡単に使うことも可能です。 シンプルながら機能を充実させました。
Source: Artlinco A/Sが実施したLINAKアンケート調査。
7. メリットを明確に示すこと
回答者の4人に1人が、電動リクライニングベッド購入時に説明された以外のメリットを購入後に見つけたと回答しています。
つまり、電動リクライニングベッドについて説明する際には、全てのメリットをあますところなく説明する必要があるということです。 先に説明しておくことで、ユーザーはより簡単に全ての機能を活用することが可能になります。
Source: Artlinco A/Sが実施したLINAKアンケート調査。
ご存知でしたか?
コントローラー全般についてお尋ねしたところ、消費者は次のように回答しました。
- ベッドサイドテーブルには様々なモノがありすぎる
- コントローラーは寝室のインテリアに合うものでなければならない
- 使いやすさは改善できるはず
- 機能が足りない
- 可能であればパーソナライズしたい
Source: Artlinco A/Sが実施したLINAKアンケート調査。
HC40 Standard バージョン や、HC40 Advance バージョン の詳細は、ウェブサイトでご確認ください: ユーザーのニーズに合わせて開発しました。