ハイエンドな医療機器にとって、十分な頑丈さと安定性は絶対要件となっています。 例えば、手術台の片側に負荷が偏ったり、X線撮影機の重量バランスが変化した場合でも、機器を動かす電動昇降装置はその影響をまったく受けず、スムーズに動作する必要があります。
これを実現するには、装置が十分な推力だけでなく、曲げモーメントに対する強さも有していなければなりません。 LINAK® 電動昇降装置 LC3 にはこの両方が備わっています。 実際、LC3の設計・開発に当たり注力した重要分野もこの2点です。
これを貴社製品に組み入れることで、偏荷重がかかる動作に対応しつつ安定かつ信頼できる昇降動作を実現する電動ソリューションを提供することができます。
機器に合わせて選べるよう、LC3では2つのバージョンを取り扱っています。
動的曲げモーメントに極めて強い(最大 2,100 Nm)2段式バーションは、装置の動作中に重量バランスが変化するCアームに最適です。
3段式バージョンは推力と速さを兼ね備えた動作を行えるよう設計されており、 曲げモーメントに対する強さ(動負荷最大 1,400 Nm)を維持しつつ、より強力な推力(6,000 N)(PUSH)を実現しています。これにより、市場で最も揺れない、安定した動作の手術台、X線撮影台や検診椅子を提供できるようになります。
LC3は機器への負荷にかかわらず、安定、安全かつ確かな動作を実現します。