Diagnostics(診断)
動作が停止した場合、根本的な原因を突き止めるという課題があります
トラブルシューティングのための診断は、機械の不要なダウンタイムを回避し、トラブルシューティングをガイドするのに役立ちます。これはLINAK® I/O™インターフェースの一部で、電動シリンダーがより円滑で確実な直線運動を実現するオプションの一つです。
以下に、診断で取得できるトラブルシューティングの3ステップをまとめます。これらはすべて、LINAKがサポートするActuator Connect™コンフィグレータで設定できます。
LINAK®のIC™(ドライバー内蔵)は柔軟性が高く、お客様固有の要件やニーズに合わせて調節することができます。直感的なActuator Connect™コンフィグレータで電動シリンダーの設定を行ってください。
最新のActuator Connectコンフィグレータの無償バージョンのダウンロードはこちら から。
1. 電動シリンダーにLEDが確認できる透明なコネクターを接続
- 簡単な目視確認による迅速な診断
電動シリンダーには、LEDが確認できる透明なコネクタを取り付けることができます。これにより、簡単な目視による迅速な診断が可能になります。
電動シリンダー内部の基盤に配置された LEDライトは、電動シリンダーが意図したとおりに動作しているか、または故障をより詳しく見る必要があるかを迅速に判断するために使用できます。
現在の状態を視覚的に表示するだけでなく、Bluetooth®とペアリングする前に電動シリンダーを識別するために使用できます。
電動シリンダーが完全に動作している場合、 LED は緑色に点灯します。色が変わった場合は、電動シリンダーが故障している可能性があります。
2. エラーコードを直接コントローラ /PLC に送信
- トラブルシューティングを容易にするデジタル出力を採用
LINAKは稼働時間の重要性を理解しており、電動シリンダーが動作しない場合、可能な限り早く修理または交換することをお勧めしています。
ダウンタイムが許されない用途のために、エラーコードをデジタル出力で提供し、トラブルシューティングを容易にしています。デジタル出力でいくつかのエラーコードを読み出すことができます。10 秒間の間に、電動シリンダーはエラータイプに応じた数のパルスをコントローラ(PLC)に送ります。
システムの容易なトラブルシューティングは、作業時間短縮になり、不要な交換につながる問題を解決する方法を提供します。
エラータイプと可能な解決策に関するより詳細な情報をお探しですか?トラブルシューティングガイドをご覧ください。
3. 現在のステータスと過去のエラーログを参照
- Actuator Connectでエラーパターンを特定
電動シリンダーにエラーが発生した場合、停止した原因を正確に特定することが可能です。ステータスや診断データは、ダウンタイムの短縮に役立ちます。
エラーログで、電動シリンダーが遭遇した直近の5つのエラーとその頻度を確認することができます。これは、電動シリンダーの総稼働時間と比較できるように、タイムスタンプで記録されます。
このデータを使ってパターン/傾向を特定することで、頻繁に発生する可能性のあるエラーの原因について詳細な情報を得ることができます。