監視
リアルタイムおよび履歴データで、お客様の用途における電動アクチュエータの性能の詳細を知ることができます。
監視によって、リアルタイムおよび過去の使用状況データを提供し、有用な洞察を得ることができます。このデータをもとに、お客様の用途において電動アクチュエータがどのように機能するかを学べます。これはLINAK®I/O™インターフェースの一部で、電動アクチュエータが、より円滑確実な直線運動を実現するオプションの一つです。
以下は監視で得られる特長の概要です。これらはすべて、LINAKがサポートするActuator Connect™コンフィグレータで設定できます。
LINAK®のIC™(ドライバー内蔵)は柔軟性が高く、お客様固有の要件やニーズに合わせて調節することができます。直感的なActuator Connect™コンフィグレータで電動アクチュエータの設定を行ってください。
最新のActuator Connectの無償バージョンのダウンロードはこちら から。
電動アクチュエータを稼働させ、リアルタイムでデータを監視
- 電動アクチュエータが意図したとおりに動作しているかどうかを把握
LINAKActuator Connectコンフィグレータは、位置、温度、電圧、電流、速度をリアルタイムでグラフ表示することが可能で、特に試作品の段階で有効です。
電動アクチュエータを実際に試運転することで、試算した電動アクチュエータの仕様が正しいかどうかを知ることができます。
これらのデータを分析することで、電動アクチュエータがお客様の用途に合っているか、あるいは耐用期間を延長するためにさらにスムーズな動作の調整が必要かを判断することができます。
最も重要な使用履歴データの概要をご確認ください
- 電動アクチュエータ内に保存
電動アクチュエータの電源を初めて入れたときから、使用データの収集と保存が電動アクチュエータの製品寿命を通して内部で行われ、そのデータを読み取ることができます。
リアルタイムのデータはいくつかのパラメータの良好なスナップショットを提供する一方、履歴データは経時的な性能に関する詳細な知識を提供します。
これらのデータを分析することで、実地試験や既存機械のさらなる開発後も継続的な改善をサポートすることができます。
総合的な使用状況データをPDFでエクスポート
- 電動アクチュエータの全寿命を通して
電動アクチュエータに関する一般的な情報(タイプ、位置、最終ステータスなど)と、電動アクチュエータの全製品寿命にわたって保存されたすべての履歴データ(エラーログを含む)をまとめた総合的な使用状況レポートをPDFでダウンロードできます。これを使って、1台の電動アクチュエータの性能解析や、複数のアクチュエータの比較をすることができます。
このPDFには実際の配線図やソフトウェア構成も含まれており、電動アクチュエータの新規ご注文やLINAKの担当者との技術的な話し合いの際にご利用いただけます。
位置のフィードバックにとどまりません
- アナログまたはデジタル出力で、消費電流や温度をリアルタイムに監視
リアルタイムチャートを提供するように、電動アクチュエータの電流と温度に関するリアルタイム情報を、アナログ信号またはデジタル信号を介して、PLCに直接得ることができます。
アナログ出力は、電圧(例えば、0-10 V)又は電流(例えば、4-20 mA)出力として構成することができ、これにより、選択された変数を外部制御システムによって監視することができ、又は、監視された変数が設定可能な限度を上回る又は下回るときを示すようにデジタル出力を構成することができます。