Parallel(同期)
複雑なケーブル配線やコントロールボックスを気にせず、最大8台の電動アクチュエータを同期運転
複数の電動シリンダーを同期運転させることができます。これはLINAK® I/O™ インターフェース の一部で、電動シリンダーに追加することのできるスマートなオプションの一つです。
以下は同期運転の特長概要です。これらはすべて、LINAKがサポートするActuator Connect™コンフィグレータで設定できます。
LINAK®のIC™(ドライバー内蔵)は柔軟性が高く、お客様固有の要件やニーズに合わせて調節することができます。直感的なActuator Connect™コンフィグレータで電動シリンダーの設定を行ってください。
最新のActuator Connectコンフィグレータの無償バージョンのダウンロードはこちら から。
スムーズな同期運転を実現
- 負荷の変動に左右されない
IC(ドライバー内蔵を用いて、電動シリンダーの同期運転を簡単に導入できます。追加のドライバーやケーブルは不要です。電動シリンダーは、独自の内部バスシステムにより、互いに直接通信を行います。
負荷の変動に関係なく、電動シリンダーは動作時に正確に位置合わせされ、マスターは常にフォロワーがシステム内に存在することを確認し、現在の位置と状態をフィードバックします。
シングルモードとパラレルモードの切り替え
- 重量物を分担してくれる「相棒」が必要なとき
単独動作用の電動シリンダーであっても、全体の推力を上げたり、負荷のバランスを取るために、同期運転させるように設定できます。
選択すると、同期システムに接続する電動シリンダーの数を変更できます。この安全設定は、IC同期運転システムが動作するために必要な電動シリンダーの数を決定します。
最大8台までの電動シリンダーをつなぐことができ、同期運転をスムーズに行うことができます。
不要なダウンタイムの回避
- 根本原因を特定して実現
時折、動作が停止することがあるため、根本的な原因を突き止めるという課題が残ります。
同期運転電動シリンダーソリューションは左右対称に動作するよう設計されており、システム内のすべての電動シリンダーが相互に通信することで、1 つの電動シリンダーが障害物にぶつかると、他のすべての電動シリンダーが停止します。
LINAKは、 LED、エラーコード、Actuator Connectコンフィグレータ経由の診断など、トラブルシューティングを行う方法をご用意しています。この3 段階診断機能により、同期運転を簡単にトラブルシューティングし、故障した電動シリンダーを迅速に特定できます。
設定のコピー
- その他の同期運転用電動シリンダーにコピー
接続した電動シリンダーで行った設定を「コピー」して、同期運転させている残りの電動シリンダーを設定したい、というシナリオも容易に想像できます。
意図した通りの動作を実現するために、同期システムで接続される全ての電動シリンダーを全ての機能で同じ設定にすることは重要です。この作業を容易にするためにActuator Connectを使って、ある電動シリンダーから設定をコピーして、他の電動シリンダーに適用することができます。これにより、すべてのパラメーターを1つずつ監視する必要がなくなります。
パラレルシステム内のすべての電動シリンダーは、すべての機能において同じ構成になっています。