体への負荷が大きな重労働や肉体労働を進んでやる作業員を確保することは近年難しくなっています。 世界中の企業は、倉庫での作業最適化、工場での柔軟な生産、作業員の能力活用、作業効率の向上、費用削減のため積極的に自動化を進めています。
この流れは世界中で顕著で、これを実現するにはAMRやAGVの用途を拡大する必要があります。 このインテリジェントな機械は工場の様々な資材を搬送し、世界中の在庫管理の合理化に貢献するでしょう。
A3(Association of Advancing Automation)によると、現在、95%の倉庫でまだ自動化が進んでいないと言います。 しかしその一方で、Interact Analysisは、2025年までに自走式ロボット / 自律走行搬送ロボットの導入率は10%に上がると予測しています。 その時までに、約200万台のベースが導入されているでしょう。
デッキ昇降機能のあるプラットフォームが主流
現在の市場を詳しく見てみると、デッキ(台)昇降タイプの自走式ロボットが最も広く使用されています。 これらのロボットの多くは、パレットや箱、棚などの貨物を搬送するようになるでしょう。 これからの工場で活躍する自走式ロボットは、A地点からB地点に物を運ぶという従来の搬送タスクに加え、柔軟な自律走行コンベヤベルトのような感じで活躍する場面が増えるでしょう。
積載物を扱い、搬送するには、耐久性の高い垂直昇降が必要になります。貴社製品に正しいソリューションをお探しの際には、長年の実績があるLINAK®にご相談ください。
正確性と信頼性が重要な鍵
エンドユーザーからの要求を満たすため、工場から物流へのマテハンプロセスでは正確性と信頼性が必要です。 事業開発部マネージャーのHeiko Kleineder氏は、だからこそLINAK®シリンダーは自走式ロボットに理想的だと言います。
「正確性と信頼性は数十年に渡りLINAK 電動シリンダーの代名詞となってきた特徴です。 価値ある自走式ロボットやAGVを開発したいのならば、当社の動作ソリューションを取り付けることでこれらの特徴を確保することができます。」と説明します。
「CANopenやIO-Linkインタフェース 、オプションのフィードバック信号を使えば、LINAK電動シリンダーを最新の自走式ロボットに極めて簡単に取り付けることができます。また、これらのシリンダーはデジタルツインにも対応しています。 当社の電動シリンダーは製品寿命が長く、メンテナンスが不要であるため、お客様のニーズに高い信頼性でお応えしています。 LINAKではカスタムメイドのソリューションの製造は珍しいことではありません。お客様が望む結果を実現できるよう、常に協力し合って開発を進めています。 こうして緊密に協力し合うことで、お客様のニーズをしっかりと把握します!」
電動シリンダーがどのようにAGVやAMRをサポートできるかに関する詳細は、お近くのLINAKオフィスまでお問い合わせください。
マテハン機器で活躍するLINAKソリューション
自走式ロボットで活躍するLINAKソリューションに興味がありますか? LINAKのお客様Scallog、Smart Robotics 、InSystems Automationでの導入事例をご紹介しましょう。
Actuator Academy™をご活用ください
産業機械に最適な電動シリンダーの特徴や技術について理解を深めることができます。
LINAKは北欧で初めてAGVを導入しました
LINAKはAGVを活用しプロセスを自動化する利点や、体への負荷が大きな重労働から作業員をどのように解放できるかを熟知しています。
デンマーク工場では、AGVが重量のある資材を持ち上げ、 毎日40トンを超えるスピンドルを運搬しています。当社の工場で欠かせないこの作業は、かつて作業員がカートを運転し、手作業で運搬していました。
AGVは完全自動でこれらの資材を取り扱い、作業員に混じって作業し、必要なスピンドルを適切な作業ステーションまで搬送しています。 これにより在庫状況と注文時期など、材料の正確なフローを把握しています。
LINAKがAGVを導入したのは、作業現場の人間工学を向上させ、作業員への安全性を改善するためでした。 AGVを導入し、多くの作業の管理をコンピューターに任せたことによりミスも減りました。
北欧初となる当社のAGVには、LA25 及びLA36という2種類のLINAK電動シリンダーが採用されています。
「Marie」と名付けたこの機械を、是非こちらのビデオでご覧ください。