HOOB 社は 2014 年に タネル・シルドニク氏、プライト・レイド氏の 2 人のエンジニアによって設立された会社です。以前のキャリアで、2人は製品設計に携わっていましたが、革新的なプロジェクトを実現する上で、機械工場がボトルネックになることがよくありました。これをきっかけに、2人は思い切って組み立てラインの設計と製造を専門とする会社、HOOBを設立しました。2人はすぐにプロジェクトの実績を積み上げ、現在では 20 名以上の技術者と専門スタッフが高品質の組み立てソリューションを設計・製造しています。
2017年、まだ創業間もない頃、チームは電化とオートメーションにおける世界的な技術リーダーからプロジェクトを受注し、 新しい組み立てラインをゼロから設計、開発、構築しました。新ラインの目標は、周波数コンバータの組み立てをより効率的に、人間工学的に可能な限り行うことでした。
LINAK 電動昇降装置の人間工学に基づく卓越性
人間工学に基づいたソリューションを設計するため、HOOB は最大 300kg の製品重量や、操作する従業員のラインの調整を考慮する必要がありました。プロジェクトに参加するサプライヤーを検討した結果、LINAK®がソリューションの重要な部分として選ばれました。その結果、6 台のワークステーションと 5 台の自走式コンベアを搭載した 14 メートルの一体型フローラインが生まれました。
ワークステーションを安全、快適、効率的にすることに関しては、人間工学とリーン生産は密接な関係にあります。LINAK の事業開発マネージャー、メラニー・クーンは次のように述べています。
「ワークステーションの設計が作業者に適合していなければ、人為的なミスのリスクが高まり、労働関連の事故や怪我も増加し、生産性にも悪影響を及ぼします HOOB チームは、リーン生産における人間工学の統合を得意とし、従業員のパフォーマンスと満足度を向上させます。私たちの製品は、手作業と半自動の両プロセスにおいて、これに貢献していると自負しています」。
HOOB は、組み立てラインで、各ステーションの下にLINAKの電動昇降装置を使用し、製品の組み立て中に作業台の高さを調整しています。さらに、真空グリッパーを備えたLC3 3 段式電動昇降装置は、製品の下降、持ち上げ、ライン下への移動に使用されます。
製品が組み立てられると、台車に移されます そのため、 HOOB は重量周波数変換器の手動操作を最小限に抑えるLA37 電動アクチュエータを搭載した傾斜ソリューション を設計しました。
新しい組み立てラインにより、組み立て速度が向上し、工程の概要が分かりやすくなりました。HOOBはまた、考え抜かれた設計により、個々のオペレーターにタスクを適応させ、理想的な人間と機械の相互作用を実現する、優れた人間工学的ソリューションを生み出すことに成功しました。
長期的なコラボレーションの出発点
組立ラインプロジェクトは HOOB と LINAK のコラボレーションの始まりでした。HOOB はオンライン調査で LINAK を見つけました。リーズナブルな納期も魅力でしたが、 これは HOOB が LINAK をサプライヤーとして選んだ最も重要な理由ではありませんでした。
LINAK を選んだのは、使いやすい電動昇降装置と電動アクチュエータ、そして地域のサポートが理由でした。また、技術的な情報や機械的な図面がすべてオンラインで入手できることも大きな理由でした。これにより、部品を設計に取り付ける作業がはるかに容易になります。
最初のプロジェクトは成功し、それ以来続いているコラボレーションが始まりました。
「私たちは良好なコミュニケーションをとっていました。最初のプロジェクトを終え、コラボレーションを継続したいと思いました。」 顧客もこのソリューションに慣れ親しんでくれたので、次のプロジェクトでも同じようなソリューションを使うのは当然のことでした」とプライト氏は締めくくりました。
HOOB と LINAK の両社は、今後数年にわたり、手動および半自動生産ラインにおける優れた人間工学の実現に向けて協力していきたいと考えています。HOOB に関する詳細は同社のウェブサイトでご確認ください。
人間工学に基づいた作業台とその他の作業台用電動昇降装置キットについてはこちら もご覧ください。