搬送ロボットの昇降に最適な電動シリンダー
昇降モジュールと一体化した、または外付けした自走式搬送ロボットはトロリー、ラック、パレットを搬送します。 搬送ロボットがピック&ドロップできるよう、多くの場合、A地点からB地点にこれらを搬送します。
このタイプのロボットはまるで、アセンブリラインの柔軟なコンベヤベルトのように動きます。 リフトユニットは資材をピック&ドロップしたり、人間工学に優れた作業環境を実現するためにアセンブリ中の作業高さを変更したりします。 電動シリンダーは次の特徴により主要な設計要件を満たしています。
- 高荷重を持ち上げられるよう複数台の電動シリンダーを同期運転
- より細かな制御やデータモニタリングを可能にする標準通信インタフェース
- 長寿命と高い信頼性
自走式搬送ロボットは昇降ユニットと一体化したものもありますが、アプリケーションを上部に取り付けていないロボットを提供しているメーカーもあります。 システムインテグレーターは、制御や電源供給を行うために外部から購入したインタフェースを使って、このようなカスタムメイドのアタッチメントを設計します。
高荷重を持ち上げられるよう複数台のシリンダーを接続した同期運転
搬送ロボット / 無人搬送台車は最大 2,000 kgの重さのものを持ち上げ・搬送できるように設計されています。 ペイロードバランスやロードバランシングには通常、2台以上のシリンダーを接続し、同期運転させる必要があります。 LINAK®ソフトウェアでは最大8台までのシリンダーを同期運転できるので、さらに大きな積載物を持ち上げることが可能です。
より細かな制御やデータモニタリングを可能にする標準通信インタフェース
LINAK電動シリンダーは最大 48 V電圧対応なだけではありません。標準通信インタフェース (CANopenやIO-Link、デジタル/アナログ IOなど)にも対応しています。 より細かな制御やデータモニタリングを可能にするフィードバック信号により、メーカーやシステムインテグレーターは電動シリンダーを簡単に同期運転することができます。
長寿命と高い信頼性
お客様の期待に応えるため、倉庫所有者は倉庫を24時間年中無休で運用しようとしています。 サービスや修理のためのダウンタイムは最小限に抑えなければなりません。 LINAK Long Life 電動シリンダー とB10 ライフ計算ツール をお使いいただくことにより、電動シリンダーは貴社製品に合わせてサービスを予定できます。 LINAK電動シリンダーは広範囲に及ぶ十分な試験を経ているため高い信頼性を実現します。